【無料】Leonardo.aiの始め方・使い方や商用利用について解説!【画像生成AI】
無料で画像が生成できるAI「Leonardo ai」って?
本記事ではLeonardo aiについて、始め方や使い方をわかりやすく解説しています。
Leonardo aiを1年ほど使い続けた本音もお伝えしています。
本記事の執筆者です
- 現役広告グラフィックデザイナー
- 8種類以上の生成AIでグラフィック制作
- 9万PV/月のAIブログを運営
- XのDMで画像生成AIのアドバイスをたくさんしています
- 生成AIマンツーマンレッスン始めました
画像生成AIを試したいけど、お金がかかるのは…
そんな方におすすめなのが無料で使える「Leonardo.ai」です。
MidjourneyやSeaArt AI、Stable Diffusionと同じく、テキストから画像を生成できるAIツールになります。
以下のような画像がたった数秒で作れてしまいます!
Leonardo aiは無料で1日150枚まで画像を生成できます。
商用利用も可能で、作った画像をグッズやNFTにして販売できます。
本記事を読めばLeonardo aiのひと通りがわかるかと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
Leonardo.aiとは
Leonardo aiは無料で使える画像生成AIです。
操作はブラウザ上で行い、基本的に英語表記、英語プロンプトで操作していくことになります。
基本英語ですが、日本語でも使うことができます。
Leonardo aiでできること
- テキストから画像を生成する
- 生成した画像を加工する
- 画像サイズを大きくする
- 画像をイラスト化する
- ポーズを指定して生成する
生成した画像に対してブラウザ上で加工を加えられる「AI Canvas」と呼ばれる機能が大きな特徴です。
また画像のポーズ指定できる「control net」や、画像のミックス機能も直感的に使えて便利です。
Leonardo aiの基本情報
- 運営会社:オーストラリアの会社
- リリース日:2022年11月
Leonardo.aiはまだユーザーが少ないので1日150クレジットも使えます。
しかし、今後ユーザーが増えれば無料分が減る可能性もあるため、今のうちにたくさん触ってみてください。
Leonardo.aiは無料・商用利用OK
Leonardo.aiは1日150クレジットまで無料で利用できます。
1クレジットで画像1枚生成できるので150枚を毎日無料で生成できます。
クレジットは「tokens(トークン)」という表記です。
さらにLeonardo.aiで生成した画像は商用利用が認められています。
Can I use the images generated by the platform for commercial purposes?
Yes, you can use the images generated by the platform for commercial purposes. This applies to images created by free users too.
プラットフォームによって生成された画像を商業目的で使用できますか?
Leonardo.ai公式のFAQ
はい、当プラットフォームで生成された画像を商業目的で使用することは可能です。これは無料ユーザーが作成した画像にも適用されます。
上記のようにLeonardo.ai公式のFAQでは『商用利用を認めます』と記載されています。
無料プランユーザーにもその権利があると記載されています。
ただし今後変わる可能性もあるので、規約を確認した上で利用してください!
AI画像をNFT販売する方法
商用利用が認められているということは、生成した画像を使ってグッズを作ったり、NFT化して販売することもできます!
特にNFT販売はおすすめで、アートに関する知識や技術がない方でも気軽にNFTを楽しむことができます。
出品したNFT画像が売れれば収益も得られるため、AIを学びながら稼ぐことができます。
画像生成AI×NFTアートに関しては「【簡単】AIイラスト・画像生成×NFTアートを販売する方法を解説」で作り方〜販売手順を解説しています。参考にしてみてください!
Leonardo.aiの無料・有料プラン一覧
Leonardo aiは無料でも十分楽しめます。
ですが有料プランに加入すると、ひと月あたりに生成利用できるトークンが増えたくさん画像が生成できます。
他にも背景除去やアップスケールの回数が増えたりするので、利用回数の多い方は有料プランの検討もアリかと思います。
Leonardo aiのプラン一覧 | 無料 | 見習い | 職人 | マエストロ |
---|---|---|---|---|
月額料金(年払い) | $0 | $10 | $24 | $48 |
月額料金(月払い) | $0 | $12 | $30 | $60 |
トークン数 | 150/日 | 8,500/月 | 25,000/月 | 60,000/月 |
世代 (768×768) | 1日あたり最大150 | 毎月最大8,500 | 毎月最大25,000 | 毎月最大60,000 |
アップスケール/ズーム解除 | 30回/日 | 1,700回/月 | 5,000回/月 | 12,000回/月 |
背景除去 | 1日あたり最大75個 | 毎月最大4,250件 | 毎月最大12,500件 | 毎月最大30,000件 |
保留中のジョブ数 | 最大1つ | 最大5つ | 最大10つ | 最大20つ |
モデルトレーニング | 1個 | 10個/月 | 20個/月 | 50個/月 |
モデルの保持 | 最大1個 | 最大10個 | 最大20個 | 最大50個 |
Leonardo.aiの始め方
ではLeonardo.aiの始め方を解説していきます!
すべて画像付きで解説します!
Leonardo.aiの始め方
- Leonardo.aiへログイン
- AI Image Generationでプロンプトを入力
- 画像をダウンロードする
Leonardo.aiへログイン
まずは以下のリンクから「Leonardo.ai」へアクセスします。アーリーアクセスリストに登録し、登録メールを待つ方法もありますが、以下のリンクからだと即日「Leonardo.ai」が使えます。
赤枠内の必要事項を入力して「Start using Leonardo」をクリックします。
以上でアカウントの作成は完了です!
次は画像を生成していきましょう!
AI Image Generationでプロンプトを入力
次にホーム画面から「AI Image Generation」をクリックしてプロンプトを入力していきます!
左のタブから「AI Image Generation」を選択。
ひとまず触るところは上記の画像の部分。
メインのプロンプトとネガティブプロンプト(これはなくてもOK!)。プロンプトを入力したら「Generate」をクリックすれば画像を生成できます。
初期設定では画像が4枚生成されます。左側の「Number of Images」で生成する画像の枚数を調整することができます!
生成した画像をダウンロードする
お気に入りの画像が生成できたら、生成した画像にカーソルを持っていくと赤枠のようなオプションコマンドが現れます。
一番左をクリックすると画像をダウンロードできます。
これで画像生成は完了です!
左タブ内にある主なパラメータの詳細は以下の通りです。
パラメーター | 効果 |
---|---|
Number of Images | 生成する画像の枚数 |
Prompt Magic V2 | 画像のクオリティを上げる |
Image Dimensions | 画像の縦横のサイズの設定 |
Guidance Scale | プロンプトの強さ |
画像サイズは「1024px × 1024px」が推奨されており、それよりも大きなサイズで使用したい場合は、アップスケールツールの利用がおすすめされています。無料版でもサイズ制限はありませんでした。
画像にカーソルを当てるとオプションコマンドが現れます。
オプションコマンドの主な概要は以下の通りです
オプションコマンド | 効果 |
---|---|
Download image | 画像をダウンロードする |
Unzoom image(BETA) | 画像の四隅を伸ばす、5トークン消費します |
Remove background | 切り抜き処理を行う、2トークン消費します |
Creative upscale | 画像をアップスケールする、5トークン消費します |
Upscale image alternat | 画像をアップスケールする、5トークン消費します |
HD Upscale BETA | 画像をアップスケールする、5トークン消費します |
Use for image to image | image to image用の画像に設定します。 image to imageは設定された画像を元に新たに画像を作る機能です。 |
Leonardo.aiの使い方と主な機能
Leonardo.aiは簡単に画像を生成できますが、高機能な画像生成AIでもあります。
ここでは便利な機能と使い方を紹介します。
画像を元に新たに画像を作る「Image to Image」
Image to Imageとは元となる画像をアップロードし、新たに画像を生成する機能です。
ベースとなる画像の構成や色味をベースに、入力したプロンプトを組み合わせて新しい画像を生成できます。
そのため元画像に足りない要素をプロンプトで補完したり、プロンプトで生成される画像のクオリティを上げるためにImage to Imageを使用したり、さまざまな使い方ができます!
画像にポーズを指定する「control net」
Leonardo.aiではさまざまなキャラクターや人物を生成できます。ですがただプロンプトを入力するだけでは、思い通りのポーズで人物を生成することは難しいです。
そんなときは「Control Net」という機能を使うことで、指定したポーズで人物を生成することができます。
使い方はとても簡単なので、ぜひ試してみてください!!
Image to Imageの派生機能のようなものです!
画像の足りない部分を追加で生成する「AI Canvas」
Leonardo aiのAI Canvas機能を使えば、画像の足りない部分を追加で画像生成できます。アップロードした画像に対しても使えるため、画像が足りないって時に便利な機能です。
繰り返し生成すればどんどん画像を広げていけます。プロンプトだけで足りない部分を補おうとすると、検証や手間が増えますが、AI Canvasなら直感的に画像を伸ばせますね。
背景以外にも見切れている頭や腕などの追加生成にも使えますね!
日本語からもプロンプトを作れる「Prompt Generation」
Prompt Generationはキーワードを入力するだけで、プロンプトを一度に25個まで作ってくれる機能です。
自分のアイデアの枠を超えて、さまざまなバリエーションを作ってくれるため、プロンプトに悩んだら使ってみてください。
Prompt Generationはある程度日本語にも対応していました。ですが多少精度は落ちるかと思うので、微調整は必要になります。
Prompt Generationを実際に使った作例を以下の記事で紹介しています!
Leonardo.aiのモデル一覧
Leonardo aiにはモデルという、生成する画像の大まかなスタイルを決めるものがあります。
モデルが変わると生成できる絵のタッチが変わります。
そのため思い通りの画像を生成するにはモデル選びが重要です。
主要なモデルを「【17種類】Leonardo aiのモデルを作例付きで一覧にしました!」で一覧で解説しています。
Leonardo.aiを1年ほど使い続けた本音
Leonardo aiは無料で機能が豊富で優秀な生成AIです。
生成できる画像もそれなりにクオリティが高いです。
しかし、他の画像生成AIと比べると、プロンプトやパラメーターを作り込まないとクオリティが上がりづらい印象があります。
特に以下の2点が気になることが多いです。
- 整合性の破綻
- 塗りのベタっと感
手軽にプロンプトを入力して、高クオリティの画像を生成するならMidjourneyやSeaArtの方が優れていると感じました。
Midjourneyはアップデートで部分修正機能やズームアウト機能が追加されました。
SeaArtはLoRAが簡単に使えます。
どちらもLeonardo aiよりも、さらに手軽にクオリティの高い画像を生成できると感じています。
とはいえ、Leonardo aiも使いどころはあります。
無料なので、他の生成AIのクレジットがなくなった際はLeonardo aiを使うことも多いです。
また、コントロールネットの精度が高いため、頻繁に使っています。
ただ、手軽にクオリティが欲しい場合は、今のところMidjourneyやSeaArtの方が少しだけ優れていると感じました。
人物の生成は難易度が高い
取り急ぎ触ってみた感想ですが、人物の生成は難易度が高かったです。
特に人体の構造を正確に出力しようとネガティブプロンプトを組み合わせてみても、正確性はもう一息というところかと思いました。
bad anatomy, black, text, mutated hands and fingers, extra limb
とにかく脚や手の本数が増えるパターンが多く、軽いホラー画像になる頻度が高いです。他の画像生成AIで使用できるネガティブプロンプトを入力したのですが、上記の画像のようにあまり効果を感じられませんでした。
しかし「Prompt Magic V2」にチェックを入れることで、精度が少し高まりました。
よりリアルな人物を生成するならSeaArt AIを使うのもありかと思います。LoRAが使えてLeonardo aiと同じく無料で利用できます。
よくある質問
以下によくある質問をまとめてみました。
Leonardo.aiはまだリリースされたばかりの画像生成AIなので、分からないことなどあればXのDM等でいつでも訊いてください。
アーリーアクセスへの申請は必要?登録完了メールが届かないのですが。
アーリーアクセスへの申請、登録完了メールを待つ必要は特にありません。
現在でもなぜかずっとアーリーアクセス画面がトップページとして表示されています。ですがログイン画面は別にあり、以下のログイン画面からサインアップすれば利用できます。
Discordへの登録は必要?
Discordへの登録は必須ではありません。
Leonardo aiはブラウザだけで画像生成を楽しめます。
DiscordはLeonardo aiユーザーのコミュニケーションツールとして利用されています。
ブラウザだけでも画像生成の方法や、プロンプトのコツは学べます。
プロンプト(呪文)ってどうやって学べばいい?
Midjourneyの記事ですが、こちらが参考になるかと思います。
作例を調べたり、実際に使ってみるのが一番早いです!Leonardo aiは無料で毎日150枚も生成できるので、どんどん使っていきましょう!
Leonardo aiは安全?
私は実際に4ヶ月ほど毎日使っていますが、何も問題はありません。
先に説明した通り、運営会社はオーストラリアのシドニー付近にあり、2022年11月頃からリリースされています。
公式Discordにはすでに120万人近くの人が参加しており、ユーザー数もどんどん増加しています。
Leonardo aiでリアルな美少女は生成できますか?
生成できます。ですがモデルの選定やプロンプト作りが難しいので、SeaArt AIを使うのがおすすめです。
SeaArt AIのLoRAを使用すると簡単にリアルな画像を生成できます。
まとめ
無料で1日150枚まで画像生成できて、さらには商用利用可能なLeonardo.aiはこれから画像生成AIを試してみたいという方にかなりおすすめです!
全て英語表記ですが、使い方もシンプルなので一度覚えてしまえばOK!
良い感じの画像ができたら、NFT化やグッズ化して販売してみるのも良いですね!
画像生成AIについては、こちらのサイトも是非参考にしてみてください→メタバース相談室
ではまたっ