【写真から生成】Midjourneyで写真画像を元にイラスト化する方法
- 写真をAIを使ってイラスト化する方法
- イラスト化した写真の活用方法のアイデア
Midjourneyで写真を元に画像生成できる?
そんなお悩みをお持ちの方は、本記事が参考になるかと思います。
本記事の執筆者です
- 現役広告グラフィックデザイナー
- 8種類以上の生成AIでグラフィック制作
- 9万PV/月のAIブログを運営
- XのDMで画像生成AIのアドバイスをたくさんしています
- 生成AIマンツーマンレッスン始めました
Midjourneyでは「describe」という機能を使うと、簡単に写真をイラスト化できます。
たとえば、自分の自撮りをイラスト化してSNSのアイコンとして使ったり、NFTアートとして販売したりできます。
画像生成AIで生成した画像は色々な用途に使えるため、まだ試していない方はぜひMidjourneyや他の画像生成AIも触ってみてください!
本記事では画像生成AIと著作権についても解説しています。
AIの著作権問題は未ださまざまな議論がなされていますが、Midjourneyのdescribe機能を使い画像を生成できれば、著作権等の権利問題も少しクリアになるかと思います。
イラスト化したい写真があるという方は、ぜひMidjourneyのdescribe機能を活用してみてください!
Midjourneyで写真をイラスト化する方法
Midjourneyではdescribe機能を使うことで、写真をイラスト化できます。
厳密に言うと写真を一度「プロンプト化→生成されたプロンプトから画像を生成」という手順でイラスト化できます。
Midjourneyで写真をイラスト化する手順
- 写真をアップロード
- 写真からプロンプトを生成
- 生成されたプロンプトから画像生成
一度プロンプト化すると精度が落ちてしまうのではないか、と思う方もいるかもしれませんが実際使用してみて精度はかなり高かったです。
Midjourneyで写真をイラスト化する方法は、通常の画像生成とほぼ変わらない手順になります。
後ほど画像付きで詳しく解説していきます!
describe機能の使い方
Midjourneyでdescribeを使う手順を画像付きで解説していきます。
describeの使い方
- 写真をアップロード
- 写真からプロンプトを生成
- 生成されたプロンプトから画像生成
Midjourneyのトークルームへ入ります。「newbies〜」という部屋が初心者向きでおすすめです。
まだMidjourneyを始めていない方は「超簡単!Midjourney(ミッドジャーニー)の始め方と使い方を解説!」を参考に始めてみてください。
途中まで入力すると入力候補が出ます。
赤枠部分をクリックするか、ドラッグ&ドロップで画像をアップロードします。
画像がアップロードされるとサムネイルが表示されます。アップロードできたらエンターを押して送信します。
サムネイルの上部に生成されたプロンプトが表示されます。サムネイル下部にあるボタンをクリックすると、対応するプロンプトで画像が生成されます。
確認画面が出てくるので、そのまま送信をクリックします。
describeで生成したプロンプトで画像が生成されます。
今回生成した4つのプロンプトをそれぞれ画像にしてみました。モデルがリアルな人物の場合もあれば、彫刻っぽくなったり、黒ドレスが白ドレスのパターンも生成されたりと、プロンプト自体のバリエーションも豊富です。
生成されるプロンプトの参考にしてみてください。
ちなみに生成したプロンプトは他の画像生成AIでも使用できます。使う画像生成AIやモデルによって仕上がりも変わるため、色々と試してみてください!
生成した画像をよりイラストっぽくしたい場合
生成した画像をさらにイラストっぽくしたい場合は、以下のようなプロンプトをdescribeで生成したプロンプトに追加してみましょう!
イラスト感をアップするプロンプト
- 2D illustration
- cartoon
- Japanese anime portrait
先ほど写真から生成した画像に上記のプロンプトを追加して、イラスト感をアップしてみました。
イラストっぽさを強めたい場合は試してみてください!
写真をイラスト化すると権利問題のリスクが減る?
ちょっと難しい話ですが、関係のある話かと思うので参考までに。
describe機能の使い方だけ知りたい方は、次の見出しまで飛ばしてください!
AIに関する権利問題は未だ世界各国や、日本でも議論が続いています。利用者も当然慎重にAIを使う必要があるのですが、専門家の中でもさまざまな意見があることも事実です。
画像生成AIの著作権に関しても、現状の著作権法は間違いなく適用されます。著作権法の一部の引用ですが、以下をご覧ください。
著作権法によると著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」であるとされています。
このことから、AIに指示を出し生成した画像に関しても、思想または感情を創作的に表現したものと考えることができ、著作物と判断することができます。
詳しくは「【AI+NFT販売は可】AIが生成した画像の商用利用について解説!」を読んでいただきたいのですが、ここから本題です。
今回ご紹介するMidjourneyのdescribe機能を使い、自分の写真をイラスト化することで、AI学習による著作権侵害リスクを抑え画像生成AIを楽しむことができると考えられます
なぜなら、自分の写真をAIに学習させてイラストを生成しているから。
あくまでリスクが少ないだろうということで、ノーリスクではないです!自分の写真を使っている分、著作権を主張しやすいということです。
※実際の弁護士の考えや、実際に発生した事例を
もちろんプロンプト化した後の画像生成では、Midjourneyのニューラルネットワークが使われているわけですが、生成画像の大半はアップロードした画像から表現されたものと考えられる。
このため通常のプロンプトからの生成よりも、自身の思想や感情を表現したものと言えるかと思います。
権利的に画像生成AIの利用を悩んでいるという方は、自分の写真をイラスト化するところから試してみると良いかと思います。
もちろん商用利用せずに個人でAIを楽しむ範囲なら、全く問題ないかと思います!
AIを使ったNFT販売に興味があるという方は「【簡単】AIイラスト・画像生成×NFTアートを販売する方法を解説」を読んでみてください。ChatGPT×MidjourneyでNFTアートを作る方法を分かりやすく解説しています。
※AIをめぐる権利問題は世界的にもまだはっきりとしていないため、実際に商用利用する場合は自己責任で行ってください。
まとめ
Midjourneyではdescribe機能を使うことで、写真をプロンプト化しイラスト化できます。使い方も通常の画像生成方法と変わらないため簡単です。
また、自分の写真をイラスト化することで現状グレーな部分のAIの権利問題が少しでもクリアになるかと思います。商用利用や実際の生成は自己責任で行ってもらうしかありませんが、個人で楽しむ分には何も問題ないかと思います。
またその他の画像生成AIではポーズ指定ができたり、画像と画像を組み合わせたりできるので、ぜひ色々な画像生成AIを試してみてください!
ではまたっ