写ルンですっぽく撮れる『うつレンズ』作例や惜しいところ、レビューしました
こんにちは、とぉです。
フォトグラファーとレタッチャーとして活動している、クリエイターです。
今回は「写ルンです」をデジタルで再現できるレンズの話。
1年ほど前に一眼レフのみだった自前の機材に、ミラーレスを導入しようと思いました。
せっかくミラーレスにするなら、できるだけ軽いカメラ、レンズを選んでみようと思い購入したのが以下のセット
SONY α7s + Wtulens
α7sもかなり軽量コンパクトなのですが、フィルムカメラ写ルンですのレンズを使った「Wtulens
そしてデジタルなのに写りが超写ルンですっぽい。
今回は、デジタル用レンズだけど写ルンですっぽい写真が撮れる「Wtulens
デジタルで写ルンですっぽい写真が撮れるWtulens(うつレンズ)
Wtulens
写ルンですのレンズを使用しているため、写りも通常のデジタル用レンズっぽいカリッとした感じではなく、緩い写りになっています。
後ほど実際に撮影した作例をいっぱい見ていきましょう!
近年ではエモいフィルムっぽい写真が流行っていますが、まさにそんな感じの写真が撮れます!
薄くて軽いパンケーキレンズなので、お出かけ時やスナップ撮影に気軽に持ち運べますね。
Wtulens(うつレンズ)の作例
では実際にWtulens
すべてα7s+Wtulensで撮影していますが、写真によってはα7sのAPS-Cモードを使って撮っています。
APS-Cモードで撮影するとクロップされるため、周辺減光と歪みが少し軽減されます。
ウツレンズには2種類ある?
ウツレンズは主に2種類あります。
読み方が両方ウツレンズだし、1字違いなのでややこしいですが、お間違えのないように。
このふたつの違いは焦点距離(画角)になります。
焦点距離(どちらもフルサイズ換算)
- Wtulens
-
17mm
- Utulens
-
32mm
どちらも広角寄りのレンズになります。
17mmの方のWtulensは特に広角になるため、かなりの周辺減光が特徴的なレンズになっています。
私はWtulensの方を購入して使い続けていますが、自撮りでもかなりの範囲が写るので、みんなでちょっと記念に…って感じで撮るのも楽しいですね!
Wtulensの惜しいところ
「写ルンですっぽさデジタルで再現するには、写ルンですのレンズを使っちゃえ!」ということで、究極に写ルンですっぽい写真が撮れるレンズWtulensですが、1年間使ってみて少し惜しいな、と思ったところをお伝えしていきます。
レンズが汚れやすい
Wtulensには付属のレンズキャップがありません。そのためキャップをしないとレンズが汚れやすく、ゴミやほこりがレンズについてしまいます。
絞り値もf16固定なので、PCに取り込んで写真を見た時もゴミが目立ってしまいます。
レタッチで取り除くことも可能ですし、以下のような専用レンズキャップも別売りで販売されているので、合わせて購入するといいかと思います!
四隅の歪みが凄い
17mmのWtulensは写真の四隅がかなり歪みます。周辺の減光もかなりのもので癖がかなり強いです。
かろうじて写っているものは分かるくらいですが、思った以上に歪みます。味のある写真にはなりますが、気になる方もいるかと思います。
この歪みと減光が気になる場合は、カメラのAPS-Cモードを使うか、もう少し広角のUtulens
私は最近はWtulens+α7s(APS-Cモード)で歪みを抑えて撮影しています!
α7sではAPS-Cモードに自由に切り替え可能なので、2種類の写りを楽しめるって意味ではWtulensの方がお得と言えるかもしれませんね!
写ルンですっぽいフィルム調に仕上げるコツ
せっかくWtulensを使うなら現像で写ルンですっぽいフィルム調に仕上げて、より写ルンですっぽくしてみたいですよね。
Wtulensなら撮った時点でかなり写ルンですっぽい写真になりますが、一応簡単に解説します!
写ルンですっぽいフィルム調に仕上げるコツ
- シャープというより緩めのピント感
- ほどよいコントラスト感
- 周辺減光
- 粒子感
これらをうまく調整することで、より本物の写ルンですっぽい写真に仕上げることができます!
詳しくは「写真を写ルンです風に加工する方法【Photoshop】」を参考にしてみてください!
ウツレンズの種類と対応カメラ
うつレンズの基本的な種類は、先ほどお伝えしたように2種類なのですが、対応メーカー等で呼称が微妙に変わり、以下の4種類になります。
先の説明でお伝えした通り、頭の「W」と「U」の違いは画角の違いになります。
- W → 17mm
- U → 32mm
おしりの「L」と「Q」は薄さと対応メーカーの違いになります。
- L → Wtulensのさらに薄いバージョン
- Q → ペンタックスQシリーズ用Wtulens
通常のWtulens, Utulensは以下のマウントに対応しています。
Wtulens, Utulensの対応マウント一覧
- ニコン1マウント
- ニコンZマウント
- EOS Mマウント
- EOS R マウント
- 富士フィルムXマウント
- Eマウント
- マイクロフォーサーズ
まとめ
Wtulensを使って撮った写真に、Photoshopでレタッチを加えることで、より写ルンですっぽい写真を作ることができます!
以下の記事で紹介しているので、ぜひ試してみてください!
ではまたっ