NFTアートはゴミなのか?【新しいテクノロジーとの向き合い方】
「ゴミのようなNFTアートは実際にあります」
新しいテクノロジーというだけで、ある程度人が集まっているので、アートの知見のないまま適当な作品を売りつけてくる人も実際多いです。
ただ、シンプルにNFTはゴミと言っていいものなのだろうか。。
今回はNFTアートはゴミなのか?について解説していきます。
新しい仕組みとはうまく付き合うことが必要です。盲信せず、客観的に適度な距離感を持ってNFTを楽しめれば、今後のNFT、仮想通貨発展の波に乗れるのではないでしょうか。
ゴミという言い方はあまり好きではありませんが、今回はあえてゴミという言葉を強調してお伝えしていきます。
NFTアートはゴミなのか?
NFTアートの中には、ゴミと言えるものはあります。「NFTは儲かる」という言葉だけでNFTアートを始めて、アート性も価値も感じられないNFTを出品している方もよく見かけます。
当然それらは人気もありませんし、売れてもいません。
しかしゴミNFTの中にはSNS集客や、NFT初心者にターゲットを絞って販売数を伸ばしているものもあります。
そういったゴミNFTは残念ながら、購入後に急激に価値が下がってしまうことが多いです。
ゴミNFTアートは価値が急激に変動してゴミとなる
ゴミNFTアートは購入後に価値が急激に下落してゴミとなってしまいます。
勢い余って購入したはいいけど価値のないことに気付いた→価格を低く設定して転売という流れからNFTの価値が急激に下落していることが多いです。
価値のあるものと判断できる力や知識が大切ですね。
発行者の成長性や、トレンドによってはNFTアートの価値が大きく下落してしまうことはよくあります。
実際NFT業界の現状は、投機目的でNFTアートを売買している方も多いです。人気があまり出ず、売れなければどんどん値下げを行い、最終的にはNFTアートの価値がゴミのようになってしまうことも少なくありません。
NFT自体まだ歴史が浅く「本当に価値のあるものなのかどうか」といった目で見られているという事実も、NFTの価値が頻繁に変動する理由のひとつとも言えるでしょう。
今後NFTアートを見る目も厳しくなり、審査制NFTプラットフォームも活発になるかと思います。NFTアートを出品する方は作品のクオリティをちゃんと意識すれば、今後のトレンドやチャンスを掴むことができるかもしれません。
SNSで流行っているから、みんな買っているから、と安易に価値をあまり感じられないNFTを購入してしまうと、急激に価値が下がって大損してしまう可能性があるので注意です。
NFTアートとの正しい向き合い方
ではゴミのようなNFTを買わないためにも、NFTアートとの正しい向き合い方を考えてみましょう。
NFTアートとの正しい向き合い方
- アートの価値を計る力を養う
- 投資目的でNFTを購入するのはおすすめではない
- 本当に欲しいNFTアートは購入するべき
アートの価値を理解する力を養う
アートの価値を理解する力は近年とても重要だと言われています。
一昔前もビジネスマンはアートを学べ、とよく言われましたよね。
どんな作品に価値があるのか、なぜ過去の名作には大きな価値が付けられているのか。学んでみるとアートに対しての知見が得られ、ゴミと呼ばれるアートから自分を遠ざけることができます。
アートと言うと見えないセンスや、芸術的な感性を持っていないと理解できない、と思う方も多いかもしれませんがそんなことはありません。
どんな名作も、時代、場所、人物、さまざまなバックグラウンドがあり、初めて価値が生まれます。
アートに関する知見を増やしたい方は「論理的美術鑑賞
投機や投資目的でNFTを購入するのはおすすめではない
NFTアートの中には、確かに価値が大きくなり高値で転売することができるものもあります。
ただし、これはほんの一握りのNFTアートのみであって、これを主たる目的にNFTアートを購入するのは初心者や素人にはあまりおすすめできません。
それこそ購入時はそこそこ高い値段で購入し、その後一気に価値のないNFTを掴まされてしまいます。
投資にはおいしい話なんてものはないのです。
アナログのアートにもコレクターと呼ばれる人がいるように、NFTでも価値のあるものにはきちんとした審美眼を持つコレクターが食いつくものです。
初心者や素人が投資や投機目的だけでNFTアートを購入すると、価値の暴落によって後で後悔してしまうでしょう。
私はNFTアートの価値が安定するのは、もう少し先の未来かなと考えています。
ただ今からNFTアートの世界には、どんどん触れておいて損はないかと思っています!
本当に欲しいNFTアートは購入するべき
じゃあ一体どんなNFTアートを買えば良いの?
ってなりますが、アートの価値を理解するのが難しいうちは「本当に欲しいNFTアートを購入する」これ一択になるかと思います。
それすら難しいんですが!って方も多いかもしれませんので少し補足していきます。
本当に欲しいNFTアートってなんだろう、って考えた時みなさんはどんなものが思い浮かびますか?1番わかりやすいのは「好きなアーティストの作品」かと思います。
本当に好きなアーティストのNFT作品なら、ある程度の金額の条件はあるにせよ、本当に欲しいと思えるはずです。
そういった本当に欲しいNFTアートは、迷わず購入すると良いのではないでしょうか。
好きなアーティストのNFTアート作品でも、ときには仮想通貨の価格に連動したりして価値が大きく変動することはあるでしょう。
しかしあなたにとっての価値は、なかなか変わらないと思いますし、なにより価格や、希少性よりも、感情的な価値の部分が大きいものかと思います。
本当に好きなものって、価格とかってあまり考えずに買っちゃいますよね(•△•)
ゴミかどうかなんてもはやどうでも良かったりします。
ゴミNFTアートとの正しい向き合い方、まとめると…
- アートへの理解力を高める
- 投資や投機目的での購入は避ける
- 本当に欲しいと思うNFTアートを買うべき!
盲信せず、客観的に適度な距離感を持ってNFTアートを楽しめればOKかと思います!
NFTは購入にも販売にも、仮想通貨を取り扱う必要があります。
NFTの始め方は「【初心者向け】NFTの始め方を3ステップで超わかりやすく解説!」で詳しく解説しています。
NFTアート購入・販売のメリット
NFTアートを購入・販売するメリットをご紹介していきます!
NFTアートを購入・販売するメリット
- オフラインの展示と連動してWeb上でも作品を販売できる
- 二次流通時にロイヤリティが支払われる
- 誰でも簡単に作れる
- 破損や紛失リスクが少ない
- 大きな収入となる可能性がある
- まだまだブルーオーシャン
オフラインの展示と連動してWeb上でも作品を販売できる
既存の個人ストアや、ギャラリーなどでの直接販売に加えて、NFTのマーケットプレイスで自分の作品を販売できるため、作品を多くの人に手に取ってもらいやすくなります。
同じ作品でも「アナログ作品の購入+デジタル作品の購入」ふたつのマーケットで販売が可能なので、売上も上がるかと思います。
「NFT作品はアナログ作品くらいニーズがあるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。たしかにNFT業界のユーザー数は日本だけでみればまだ少ないです。ですが海外からの購入者も考えるとアナログ販売よりも多くのユーザーに見てもらえる可能性は十分考えられます。
海外ユーザーにも即座に購入してもらえるのは、デジタル作品ならではの特徴ですよね!
事実オフラインの企画に連動して、オンライン上でNFTの企画が行われることも珍しくないかと思います。
せっかく作品を販売するなら、NFTでの販売も検討してみる価値はありますね。
二次流通時にロイヤリティが支払われる
NFT化した作品は、二次流通時に作者にロイヤリティが支払われます。これはNFTが代替不可能なトークンで、唯一無二の価値があるため、元の作者の情報や流通記録が残るからです。
たとえば実際に写真をプリントしたり、絵を描いて額装して販売して売れた場合、その後に転売された場合は作者に報酬は発生しません。作者としては自分の作品が取引された場合、その何%かはロイヤリティが欲しいところですよね。
従来の作品と違い、転売時にも元の作者に報酬が発生するため、NFTはクリエイターファーストなシステムと言えるでしょう。
誰でも簡単に作れる
NFTはアート初心者でも簡単に作ることができます。いまではAIを使ってNFTを作ることもできるので、さまざまなアプローチでNFT販売を楽しむことができます。
アートに詳しくないし、NFTって難しい、、という方こそAIやアイデアを駆使してNFTを作って販売してみると良いかもしれませんね!
破損や紛失リスクが少ない
NFTはデジタル上のアセットであるため、火災や物理的な盗難・紛失のリスクがなく、価値の高いNFTを持つ人でも安心してコレクションできます。
アートコレクションリスクの分散という意味で、NFTアートを購入している方も実際には多いです。
ただし、デジタル上でも情報の流失による盗難はあるため、リスクは完全になくなるわけではありません。
大きな収入となる可能性がある
NFT販売では大きな収入を得るチャンスがあります!
- NFTアートを描いた8歳が4000万円以上を売り上げる
- 自撮り写真約900枚が約1.2億円の売り上げ
- 無名のおじさんの自撮り写真が半日で300万円売り上げる
過去にはこのように、素人が大きな収入を得た実績があります。
もちろんリアルなアートの世界と同じで、ただ作品を作るだけでは成功は得られませんが、素人のなんの変哲もない写真でも、作品コンセプトを工夫すればこれだけ注目を浴びることができます。
現時点ではあまりおすすめではありませんが、価値の上がりそうなNFTを購入し、値上がり後に転売することで利益を上げることもできます。
初心者の方は特に、自分でNFT作品を制作して販売するほうがおすすめです!
まだまだブルーオーシャン
2021年、2022年とNFTはだいぶ世間に浸透してきましたが、まだまだブルーオーシャンです。
実際にNFTを始めるには仮想通貨とNFTの知識、さらには作品制作スキルを持っていなければいけません。
なにもわからない人にはハードルが高いため、参入する人も一部の新しいもの好きばかりなのです。こういった市場にはまだまだチャンスが残っています!
NFTアートに興味があるけれど、知識がないというかたはぜひ一緒に勉強していきましょう!
NFTアート購入・販売のデメリット
NFTアートの購入・販売にはデメリットもあります。デメリットも理解した上で、NFTアートを始めるようにしましょう!
NFTアート購入・販売のデメリット
- 法整備が整っていない
- 社会的信用が足りない
特に仮想通貨に関連したデメリットの部分が大きいので、分かりやすく解説していきます。
法整備が整っていない
仮想通貨、NFTはまだまだ新しいテクノロジーのため、法整備が整っていないことも多いです。
たとえば、NFTの売上金となる仮想通貨はNFTよりも少し歴史がありますが、日本では仮想通貨の利益はまだ雑所得として扱われます。
雑所得だと利益を確定したときに、税金をたくさん持っていかれてしまうため、仮想通貨を保有している人たちの多くは利益が出ても出金せずに保有を続ける人も多いです。
儲けたのに日本円に換金しないなんて意味ないと思う人もいるかもしれませんね…
ただ今後電子マネーやQRコード決済が普及したように、仮想通貨決済が導入されるとも言われており、さらなる仕組みの改革が検討されています。
スマホが急速に普及したように、その変化はおそらく気付いたら周りの景色が変わっていた、というものになるかもしれませんね。
今のうちに新しいテクノロジーに触れておくことは、テクノロジーに溢れた未来を生きるために必要なことなのかもしれませんね。
社会的信用が足りない
仮想通貨やNFTはまだまだ社会的には信用が足りていません。仮想通貨決済がまだまだ普及していないのはそのためです。
国がデジタル通貨を発行する動きも、少しづつ見受けられますが、大衆に普及するにはまだまだ時間を必要とするでしょう。
あなたの周りで仮想通貨をやっている人、何人いるでしょうか?
つまりそういうことで、まわりで仮想通貨に関して知識のある人、知識があっても怪しいと思い信用していない人はたくさんいるかと思います。
今でこそ有名人や企業も仮想通貨、NFTの業界に参入してきていますが、まだまだ広く普及しているとは言えません。
海外の大手仮想通貨取引所での資金不正利用もあったり、世界的にも信用が足りていません。
まだまだ課題が多いですが、今後どんどん法整備も進み、社会的にNFT、仮想通貨が利用される未来はあるかと思います。
金融庁の暗号資産(仮想通貨)に関する言及はこちらから確認できます:暗号資産の利用者のみなさまへ(金融庁公式HP)
まとめ
ゴミのようなNFTアートはもちろんあります。
ただ実際に触れてみて、メリット・デメリットを体験してこそ、初めてNFTアートに関して語れると思います。
NFTをゴミと言う人は、悪い側面だけしか見ていない可能性が高いです。新しい仕組みが怪しいと言われるのは当然で、新しい仕組みとはうまく付き合うことが必要です。
盲信せず、客観的に適度な距離感を持ってNFTアートを楽しめればOKかと思います!
NFTは怪しいと言って体験しないのはもったいないです。実際にNFTアートに触れてみると怪しいことは特になく、色々なコミュニティが活発に活動しています。
できる限りリスクを負わずに体験してみることが大切です!
せっかく新しいテクノロジーに興味を持ったなら、まだ新しいうちに試してみてはいかがでしょうか?
NFTの始め方は「【初心者向け】NFTの始め方を3ステップで超わかりやすく解説!」で詳しく解説しています。
ではまたっ