【30代】仕事と家庭でキャパオーバーな男性の必要な思考の整理
もうキャパオーバー、しんどい…
- 仕事が忙しい
- 仕事を終えたうえに、育児はしんどい
- 仕事と育児や家庭のことでキャパオーバー
そんな方は本記事が参考になるかと思います。
心では「もっと余裕を持ちたい」と思っていても、日々のタスクに追われてキャパオーバーなときはどうしてもありますよね。
前提として、仕事と家庭の両立に答えはありません。
なぜなら、各家庭ごとに仕事環境や家庭環境など、状況が違うからです。
とはいえ、あなたの『仕事と家庭のことでキャパオーバーしててつらい』という気持ちをなかったことにはできないですよね。
だから、はじめに伝えておきたいのが「あなたの今の状況は悪いことじゃない、仕事と家庭を両立できない男性が駄目ということはない」ということです。
少しでもあなたの『キャパオーバーして辛い』という気持ちが楽になるよう、思考を整理しつつ、具体的な改善策を見つけていきましょう。
僕の実体験もところどころで紹介します。
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仕事と家庭でキャパオーバーしがちな男性の特徴
男性にとって仕事も家庭もどちらも大事。
でも、両方をこなすって本当に大変なことですよね。
特に小さい子どものいる家庭だと、キャパオーバーしがちです。
実際、僕も育児真っ只中ですが、正直いまだに大変だと思うことも多いです。
今では男性の育休取得率も高まってきていますが、それでもどうしても仕事と家庭を両立させなければいけない人は多いです。
ここでは、仕事と家庭でキャパオーバーしがちな男性の特徴を3つ挙げます。
仕事と家庭でキャパオーバーしがちな男性の特徴
- 育児休暇や時短勤務の希望が叶わない
- 家事の負担が大きい
- 真面目な男性ほど仕事も家庭も頑張ろうとする
育児休暇や時短勤務の希望が叶わない
育児休暇や時短勤務は仕事と家庭のバランスをとるのに、有効活用したい制度です。
実際、僕も取得して本当によかったと実感しています。
しかし、世の中の男性の全員が育休や時短勤務ができているかといえば、そうではありません。
育休を取りたくとも、時短で働きたくとも叶わない人も多いです。
ざっとデータも見ておきましょう。
男性の育児休暇の取得率は約17%
厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」における男性の育休取得率は約17%です。
産後パパ育休の制度も導入されて、男性の育休もだいぶ浸透してきましたが、女性の取得率に比べたらまだまだ低いです。
また、育休を取得しても平均の取得日数が女性に比べて少なく、「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」では46.5日となっています。
ちなみに僕は約7ヶ月(約210日)育休を取得しました。
僕の場合は、男性の育休取得は社内で初でしたが、取得自体や日数に関しても規定の範囲内であれば自由に決定させてもらえる環境でした。
しかし、上記のデータをみると、世の中的にも男性の育休はまだまだ一般的ではなく、取得したとしても短い日数で終わってしまう形になっています。
実際、7ヶ月育休を取得しましたが、正直フルで取得しておけばよかったと後悔しています。やっぱり子どもの成長はできるだけ近くで見ていたいし、ワンオペ育児は大変だと、育休期間中に実感したからです。
時短勤務の利用率は約1%
厚生労働省の「令和元年度雇用均等基本調査」によると、育児のための短時間勤務制度がある事業所のうち、女性の利用者がいた事業所は17%なのに対し、男性の利用者がいた事業所は1%となっています。
育休取得率と比べると、男性の時短勤務の利用率はかなり低いと言えますね。
時短勤務を選ぶことで保育園の送り迎えをできたり、パートナーの育児の負担を軽減できます。
しかし、時短勤務は給与の減額率が大きいため、なかなか踏み切れない人も多いようです。
一時的にも家庭を優先できるよう、時短勤務の取得率や制度の見直しがされると、男性がキャパオーバーして心身のバランスを崩してしまうことも減るかもしれませんね。
僕は育休中は副業をして、月5万以上を安定して補っていました。
育休中の副業はブログがおすすめです。
忙しい中でも、コツコツ続けることで収入を得られます。
『育休中の副業はブログがおすすめ!実体験をもとに解説します』で育休中の副業について詳しく解説しています!
家事の負担が大きい
家事の多くを負担している男性は、仕事と家庭でキャパオーバーしがちです。
特に育児もしながらの家事は、とても負担が大きいです。
たとえば、僕は育児中に以下の家事を忙しいながらもこなしていました。
- 食事
- 掃除
- 洗濯
- ゴミ出し
- 食器洗い
- 哺乳瓶の洗浄
子どもがいると洗い物が増えたり、できるだけ家の環境を綺麗にするために掃除の頻度も上がります。
僕の場合は持ち家だったため、食洗機やガス乾燥機(乾太くん)をうまく活用して、家事を効率よくこなしていました。
逆に持ち家である分、庭の手入れや家が広い分メンテナンスがとても大変でした。
時短家電などをうまく活用して、できるかぎり負担を少なくしたいですよね。
時短家電については後ほどさらに詳しく解説します!
真面目な男性ほど仕事も家庭も頑張ろうとする
真面目な人ほど、仕事も家庭のことも全力で頑張ろうとしてしまいがちです。
頑張りたい気持ちは僕もとても共感できます。
なぜなら、昔の僕もやりたいこと全部に全力なタイプだったからです。
しかし、自分は1人しかいない上に、使える時間は限られています。
だから、やらないことはとことんやらないと決めました。
全部を完璧にするのは不可能です。
その日の体調や気分によっても、できることにムラがあってもいいじゃないですか。
真面目な人ほどできない自分を責めて、さらに自分を追い込んで苦しくなっていってしまいます。
ときには息抜きや手抜きをして、生活に余白をつくるのも大切です。
仕事と家庭の両立で大切なたったひとつのこと
仕事と家庭の両立で大切なたったひとつのこと
それは『パートナーと話すこと』です。
理由は、仕事と家庭の問題は自分だけのことではないから。
もちろん、パートナーからしても他人事ではないですよね。
だから、あなたが仕事と家庭でキャパオーバーなときこそ、ふたりで話すことがとても大切です。
僕は仕事と家庭でキャパオーバーだった頃、とにかく自分ができることを高速でこなしていこうとだけ考えていました。
パートナーがやってほしいと思っているだろうことも、先回りしてこなしたり、とにかく効率よくタスクをこなしていました。
しかし、あるときパートナーから「そんな優先順位の低いことより、こっちをやってよ。」と言われて気づきました。
僕は必要のないタスクまで自分に課して、逆に無駄に時間を浪費してたのです。
効率よく行動することこそ正義だと思っていたことは、家族にとっては必要のないことで、自分は夢中になりすぎて気づかなかったのです。
本当に必要だったのは、パートナーと『なにを優先して、なにを後回しにするか』を話すことでした。
それからというもの、仕事と家庭の両立で辛いときや、パートナーが育児でつらいというときこそ、時間をとって話すようになりました。
話し合いをすることで、もやもやとした気持ちがスッキリするし、やるべきことを冷静に判断できるようになりました。
前提として、あなたの考えていることは、どんなに長く過ごしてきたパートナーでも話さないと伝わらないです。
- 忙しくて話す時間がない
- パートナーがまともに話を聞いてくれない
そんな人もいるかもしれません。
しかし、話し合いをしない限りは理解し得ない上に、つらい時期を支えあって乗り越えることは決してできません。
どんなに忙しくても、パートナーと話し合う時間はきちんと作った方が、キャパオーバーしてしまう辛い時期を一緒に乗り越えられるでしょう。
仕事と家庭にキャパオーバーな男に役立つ思考法3選
仕事と家庭でキャパオーバーなときは、どうしても思考が堂々巡りになったり、そもそも考える余裕がなかったりします。
しかし、そんなときも自分の現状と向き合う時間は必要だと僕は思います。
僕も『なんでパートナーは何回言っても理解してくれないのだろう』『仕事と子どものこと両立は無理かも…』と挫折しそうなときが何度もありました。
そんなときは『なぜそう思うのか』『もしかしたら改善方法があるんじゃない』と自分の気持ちと真剣に向き合い、どのように過ごすかを考えることで、気持ちが整理されました。
そこで、実際に役立った思考法を3つ紹介します。
仕事と家庭にキャパオーバーなときに役立つ思考法3選
- 人を信頼する
- 不安は言語化
- 大事なこと以外は「まぁ、いっか」
それぞれ詳しく解説していきます!
人を信頼する
人を信頼することは難しいです。
特に子どもに関する大事なこと、自分の受け持つ大事な仕事などを他人に任せることはとても難しいです。
なぜなら、そこには積み上がった信頼を必要とするからです。
たとえば、生まれたばかりの首の座っていない赤ちゃんを、両親や友人に抱っこしてもらうとき、なんとなく緊張したり、一瞬不安な気持ちになったりする人は少なからずいるかと思います。
僕も「本当に抱っこしてもらって大丈夫かな、すぐに手を出せるところにいなきゃ」と思ったりしたものです。
なかには、妻の抱っこの仕方は間違っている、と思う人もいるみたいです。
しかし、育児はひとりでできるものでは決してありません。
大きくなると保育園や小学校、習い事や地域のイベントなど、多くの人が我が子に関わりながら、子は成長していきます。
つまり「自分ひとりで全部やらなきゃ」という気持ちが、キャパオーバーを招いていることもあるということです。
特に人を心から信頼できていないと、その心理的ストレスは相当なものかと思います。
ときには、お互いの両親を頼ったり、まわりのサポートを受けたり、信頼できる人に助けを求めることも大切です。
そのためには、普段からコミュニケーションをとり、信頼できる関係性を築くことが大事ですね。
不安は言語化
仕事と家庭でキャパオーバーなときは、不安な気持ちになってしまうことも多いです。
そんなときは、その不安な気持ちをそのまま言語化してみましょう。
不安な気持ちを「在るもの」として受け止めることができます。
そして、その不安な気持ちとどのように向き合うか、解決策が見つかるかもしれません。
言語化するときは、以下のようなポイントで不安な気持ちに向き合ってみると良いですね。
- どのように不安なのか
- なにが原因で不安なのか
- なぜそれを不安に思うのか
- そのようにしたら不安な気持ちを受け入れられるか
- 不安な気持ちにならないようにできることはあるか
特に最初は大きめの白い紙に、思うままに書き連ねるのがおすすめです。
紙に気持ちを書くだけでも、心が少し軽くなるかと思います。
不安だけでなく、辛い気持ちや理解できない気持ちなど、思考を整理し客観的にみたい時に役立ちます。
大事なこと以外は「まぁ、いっか」
仕事と家庭のことをこなしていると、本当に時間がありません。
特に真面目な人ほど、どちらも完璧にこなそうとして、さらに時間がなくなったり、精神的に追い込まれてしまったりします。
なので、本当に大事なこと以外は「まぁ、いっか」という精神でいないと本当につらいです。
僕はこの精神で過ごすと決めてから、とても気持ちが楽になりました。
特に仕事は大事ですが、あくまで手段でしかありません。
大事な家庭、家族との時間を人生の幸せと考えるならば、仕事はその生活を維持するための「手段」でしかないのです。
もちろん人によってはキャリアアップや社会貢献を幸せと思う人もいるかもしれません。
僕も仕事は好きですが、優先順位は家族との生活が1番です。
正直、仕事は真面目にやるほど大変です。
特に子どもが生まれたり、介護が始まったり、家庭が忙しくなる時期くらいは、優先順位を落とすことを考えてもいいかもしれません。
のちほど解説しますが、転職や休職も手段として選べるので、仕事1本という凝り固まった思考を一旦は捨ててみるのも大事ですね。
また、仕事を真面目にやるだけそんな理由を『仕事を真面目にやるだけ損な理由→仕事は手段!損しない働き方を解説』で解説しているので、参考にしてみてください。
もちろん、仕事と家庭以外のことで、優先順位の低いことは、どんどん捨てていきましょう。
たとえば、僕は以下のものを捨てました。
- スマホゲーム
- 無駄な飲み会
- 無意味に寝続ける
- 無駄なYoutube視聴
- 長髪(乾かす時間が長い)
- 服のバリエーション(選ぶのに時間がかかる)
- 同僚とのランチ(ランチ時間は副業)
→ただし、たまには一緒にランチします
仕事と家庭でキャパオーバーなときはどうすればいい?
ここまでも要所で解説してきましたが、キャパオーバーな状態のとき、どのように対処すればいいのか、具体的な方法をまとめて解説していきます。
- 両親に育児のサポートをしてもらう
- 時短家電を導入する(家事代行)
- 働き方を考え直す
- しばらく休む
両親に育児のサポートをしてもらう
ワンオペ育児はとても大変です。
あなたも頑張っていますが、その間同じようにパートナーも育児を頑張っています。
できるなら、お互いの両親に育児のサポートをお願いしてみましょう。
月に数回、ときどきでも負担はだいぶ減るかと思います。
あなたが苦しい時はパートナーも苦しいものです。
どちらかが少しでも休息を取れたり、両親に育児をおまかせしてる時間だけ、パートナーに家事を手伝ってもらうことで、家庭全体でみて負担が軽減されます。
両親からしても、孫の成長がみれて喜んでもらえるかもしれませんね。
もちろん、そんなに親子関係が良好でない場合や、遠方にいる場合、あるいは逝去されていることもあるかもしれません。
そんなときは、頼れる友人や兄弟姉妹、あるいはベビーシッターにお願いするという手段もあるかと思います。
育児は2人だけでやらなければいけないことではありません。
ときには、子どもに自分達以外の人と触れ合ってもらうことも大切です。
時短家電を導入する
時短家電の導入は家事の負担をかなり軽減してくれます。
特におすすめは以下の3つです。
おすすめ時短家電
- 食洗機
- 衣類乾燥機
- ロボット掃除機
食洗機は食器を洗う手間をかなり楽にしてくれます。
僕もずっと使用していますが、30分かかっていた作業が5分で終わるようになりました。
また、赤ちゃんの哺乳瓶の乾燥に使えたり、離乳食の食器も洗えるので育児に関わる面からも食洗機はおすすめできます。
最近は据え置きの食洗機の種類も増えて、賃貸や後からでも簡単に食洗機を設置できるようになりました。
衣類乾燥機も洗濯物を干さなくて済むので、めちゃくちゃおすすめです。
洗濯機とセットのものではなく、独立してパワーのあるものがおすすめです!
乾燥機を回している間に、もう1度洗濯機を回すことができます。
ロボット掃除機も、掃除機をかける手間がなくなるので、家事になかなか時間がかけられない方は活用していきましょう!
働き方を考え直す
1日の中で仕事に費やす時間はとても長いです。
そのため、働き方を考え直すことは、今の生活を大きく見直し、結果的に大きく改善できる可能性があります。
仕事はあくまで手段なので、今の会社での働き方が合わなければ他の会社で働いたり、副業を伸ばして独立したり、選択肢はさまざまです。
働き方の選択肢
- 残業を少なくしてもらう
- 時短勤務
- リモートワーク
- 転職
- 副業
- フリーランス
優先順位的には上から検討するのがおすすめです。
まずは、今の環境・会社でできることを打診してみる。
その次に転職で働く時間が短かったり、残業の少ない会社へ移動する。
副業は今よりさらに忙しくなるかもしれませんが、長期的にみてかなりおすすめです。
僕は育児中でもガンガン副業して、将来に備えています。
残業を少なくしてもらうことを、上司に相談するのは勇気がいるかもしれません。
しかし、今のあなたの状況を正直に話しつつ、会社で働き続ける意志を伝えれば、検討してもらえるかもしれません。
相談事態は悪いことではありませんし、ダメだったら他に手段はたくさんあるので、思い切って相談してみるのも良いかと思います。
しばらく休む
しばらく会社を休職するのも、ひとつの選択肢です。
キャパオーバーな状態は本来は異常事態で、疲労が溜まって注意不足で怪我をしたり、メンタルを病んでしまったりすることも多々あります。
あなたも今そんな状態だったら、できる限り早めにパートナーや医師に相談してみましょう。
疲れているときは、じっくり考えたり、冷静な判断ができないものです。
- 体調のすぐれない日が多い
- 気持ちが沈んでいる日が多い
- とにかく目の前のタスクをこなすのに必死
- パートナーの気持ちがわからなくなっている
- 何もかも無気力で動くもの億劫になっている
こんなときは、一旦まとまって休息をとり、今後についてじっくりと考える時間をつくってもいいかもしれません。
真面目な人ほど休むという選択肢は「逃げ」だと思ってしまいがちです。
しかし、世の中1度も休まず24時間仕事や家事をこなしている人はいるでしょうか?
人間に休息は必須です。
必要な休息の時間が人によって多少差があるだけです。
必要な時に必要な分休息を取らないと、体調はどんどん崩れていきます。
取り返しのつかない状況になってしまう前に、休職を選択できる人は強いです。
まとめ
あなたの今のキャパオーバーな状況は悪いことではありません。
男性にとっては仕事も家庭もどちらも大切です。
でも、両方をこなすって本当に大変なことですよね。
そして、すべてを完璧にこなそうと思う真面目な男性ほど、キャパオーバーで体調を崩してしまいがちです。
育休や時短勤務が取れたらいいものの、そもそも取れなかったり、給与が減額されることで復帰せざるを得なかったり、なかなか難しいものです。
僕は育休中は副業をして、月5万以上を安定して補っていました。
僕の場合はその他にも時短家電を活用したり、考え方を変えてやらないことを徹底して捨てたりして、大切なこと以外では楽をするようになってから、少し余裕ができました。
この記事が、少しでもあなたの生活が楽になるアイデアになれば嬉しいです。
考えすぎるのもよくないので、できることから少しずつ行動してみてください。
不完全な自分を受け入れつつ、パートナーと一緒に大変な時期も乗り越えていけるといいですね。
ではまたっ