ChatgptでMidjourneyのプロンプトを自動生成「Photorealistic」の使い方
ChatGPTでMidjourneyのプロンプトを自動で生成できないかな?
本記事ではそんな考えをお持ちの方に向けた記事です。
ChatgptでMidjourneyのプロンプトを自動生成するには「Photorealistic」というプラグインを使います。
本記事ではPhotorealisticのインストールの方法や使い方を解説していきます。
Photorealisticは商用利用にも向いているので、その点も解説していきます!
Midjourneyについては以下の記事が参考になるかと思います。はじめ方から活用方法、プロンプト一覧なども紹介しているので、読んでみてください。
本記事の執筆者です
- 現役広告グラフィックデザイナー
- 8種類以上の生成AIでグラフィック制作
- 9万PV/月のAIブログを運営
- XのDMで画像生成AIのアドバイスをたくさんしています
- 生成AIマンツーマンレッスン始めました
ChatgptでMidjourneyのプロンプトを自動生成する方法
結論からお伝えすると「Photorealistic」というChatGPTのプラグインを使うことで、ChatgptでMidjourneyのプロンプトを自動生成できます。
単語をいくつか入力するだけで、Midjourneyの画像生成に最適なプロンプトを自動でつくってくれます。
しかしChatGPTのプラグインを使うには、有料プランのChatGPT Plusへ登録する必要があります。
月額20ドルかかってしまいます。
ただChatGPT Plusはかなり優秀なので、それだけでも登録する価値はあるかと思います。
無料のChatGPTでMidjourneyのプロンプトをつくりたい方は「【簡単】AIイラスト・画像生成×NFTアートを販売する方法を解説」を参考にしてみてください。
Photorealisticの使い方
Photorealisticの使い方は簡単です。
Photorealisticの使い方
- ChatGPT Plusを使えるようにする
- Photorealisticを導入
- プロンプトを生成
ちなみにPhotorealisticで生成した画像はリアルな画像になりやすいです。
1.ChatGPT Plusを使えるようにする
先ほども解説したように、Photorealisticを使うにはChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」へ加入する必要があります。
今回は解説を割愛しますが、ChatGPTのチャットページから加入ができます。
月額20ドル(約2800円)と結構な価格ですが、課金の価値はあるかと思います。
2.Photorealisticをインストール
次にPhotorealisticをインストールします。インストールは簡単です。
以下画像のように「photo」と入れれば検索候補に出てきます。
「Install」のボタンをクリックすればインストール完了です!
3.プロンプトを生成
インストールを終えたら早速プロンプトを生成してみましょう。
ツールの右側にチェックボックスがあります。
キーワードは簡単な単語を並べるだけで、日本語でもOKです。
プロンプトはいくつかのパターンで生成されます。
そのままMidjourneyでコピペして使えます。
Midjourneyの使い方は「【超簡単】画像生成AI「Midjourney」の始め方と使い方を解説!」を参考にしてみてください!
Photorealisticは著作権問題と相性がいい
Photorealisticは生成した画像の著作権の問題と相性がいいです。
これは著作権法に以下のような記載があるからです。
著作権法によると著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」であるとされています。
e-Gov – 著作権法(昭和四十五年法律第四十八号)
上記のことからMidjourneyを商用利用する際は、シンプルなプロンプトを避け、できるだけ創意工夫して画像生成したほうが著作権を主張しやすいと言えるかと思います。
そもそも前提として、Midjourneyでは画像生成者に著作権が認められています。
ですが、できる限りAIに頼り切った制作ではなく、創作的思想を反映したほうが良いということですね。
たとえば「cat, kotatsu, winter, mandarin orange, japan」というプロンプトだけで生成した画像に「思想または感情の創作的な表現」は感じられるでしょうか?
上記のプロンプトと比較して、以下のプロンプトはどうでしょうか?
A cat nestled under a kotatsu during winter, with mandarin oranges (mikan) nearby, captured in a hyper-realistic style reminiscent of traditional Japanese ukiyo-e art. The scene should be detailed and lifelike, with the cat’s fur texture and the warmth of the kotatsu evident. The lighting should be soft and diffused, emanating from the kotatsu and casting a gentle glow on the cat and the mikan. The color palette should be warm, with the orange of the mikan contrasting against the muted tones of the kotatsu and the cat. The composition should be a medium shot, taken with a high-resolution 16k camera, using a 50mm lens for a shallow depth of field. The image should be framed in a 16:9 aspect ratio, with the cat and kotatsu in the center of the frame. –ar 16:9 –v 5.1 –style raw –q 2 –s 750
こちらのプロンプトの方が、制作した思いや創作的な表現を感じるかと思います。
表現したいことをより具体的に、画像生成に落とし込もうという意図が感じられますよね。
Photorealisticならこのように、シンプルなプロンプトをより具体的に作り込むことが簡単にできます。
でも本当にこれだけで著作権を主張できるの?
そう思う方もいるかもしれません。
たしかに絶対にとは言い切れませんが、今のところ著作権を主張するケースになった場合「プロンプトや生成プロセスに作者の意図がどれだけ反映されているか」は重要と言われています。
そしてなによりも「結局Photorealisticというツール頼りじゃん」ということになりかねません。
なので、Photorealisticでつくったプロンプトをベースに、プロンプトを部分的に調整していくことが大切かと思います。
なによりプロンプトのたたき台をつくる点では、Photorealisticは優秀すぎるツールです。
まとめ
「Photorealistic」というChatGPTのプラグインを使うことで、ChatgptでMidjourneyのプロンプトを自動生成できます。
Photorealisticは使い方も簡単です。ChatGPTの有料版を使っている方は誰でも使えます。
無料版でプロンプトをつくりたい、という方は以下の記事を参考にしてみてください。
》【簡単】AIイラスト・画像生成×NFTアートを販売する方法を解説
Photorealisticが商用利用にも向いている点も解説しました。
Photorealisticを使って、Midjourneyでのクリエイティブな作業を1段階上のレベルに引き上げませんか?
まだMidjourneyを使っていない方、もっと使いこなしたい方は以下の記事が参考になるかと思います。
ではまたっ