【画像で解説】SeaArt AIのLoRAとは？使い方や作り方を解説！
この記事でわかること
悩むねこSeaArt AIのLoRAって何？作り方や使い方は？
本記事はそんなお悩みを解決していきます！
LoRAとは既存の生成モデルに追加で画像を読み込ませ学習させ、生成結果を微調整できる仕組みです
とぉすごく簡単に言うと画像生成AIのテンプレートみたいなものです。
なかなか思い通りの画像を生成できない、という方はLoRAを活用して生成するとイメージに近い画像が生成できます。
画像生成AIは日々進化していて、LoRAのおかげでかなりリアルな画像も生成できるようになりました。
今回はSeaArt AIでLoRAを使う方法と作り方を解説していきます。LoRAのライセンスの調べ方も紹介しているので、参考にしてみてください。
とぉすべて画像付き、ステップ形式での解説なので、はじめての方も分かりやすいかと思います！
SeaArt AIの始め方は「【美少女生成！】SeaArt AIの始め方と使い方を徹底解説！」で解説しているので、参考にしてみてください。
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とぉ本記事の執筆者です
- 現役広告グラフィックデザイナー
- 8種類以上の生成AIでグラフィック制作
- 8万PV/月のAIブログを運営
- XのDMで画像生成AIのアドバイスをたくさんしています
目次
LoRAとは
既存の生成モデルに追加で画像を読み込ませ学習させ、生成結果を微調整できる仕組みです。
よりイメージに近い画像を生成したい時に、追加で画像を読み込ませて新しいモデルデータを作ることができます。
作ったモデルデータのことを指す場合もあります。
LoRAとは
- 追加学習すること
- 追加学習したモデルデータのこと
とぉすごく簡単に言うと画像生成AIのテンプレートみたいなものです。
SeaArt AIのLoRAが注目されている理由
SeaArt AIのLoRAが注目されている理由は、利用するまでの手軽さにあります。
今まではLoRAを利用できる画像生成AIはStable Diffusion一択でした。ですがStable DiffusionでLoRAを利用するには、複雑で難しい工程やPCのスペックが必要なため、初心者にはとても難しいです。
一方SeaArt AIではアカウント登録だけで、ブラウザ上でLoRAを簡単に使うことができます。LoRAをダウンロードする必要もありません。
これがSeaArt AIのLoRAが注目されている理由です。
LoRAが簡単に利用できることで、話題のリアルな美少女生成を誰でも気軽に体験することができます。
SeaArt AIでLoRAを使う方法
SeaArt AIでLoRAを使う方法は以下の通りです。
SeaArt AIでLoRAを使う方法
- ホーム画面から「LoRA」をクリック
- 気になる画像をクリック
- 「創作」をクリック
- プロンプトやパラメーターを調整して生成
STEP
ホーム画面から「LoRA」をクリック
STEP
気になる画像をクリック
STEP
「創作」をクリック
STEP
プロンプトやパラメーターを調整して生成
検索からLoRAを使う方法
検索からLoRAを使う方法は以下の通りです。
検索を活用すれば好みのLoRAを簡単に探せます！検索から見つけたLoRAは、ランキングで上位に上がっているものよりも質が低かったりしますが、それはご愛嬌ってことで…
でも稀に高品質なLoRAも見つかるので、ぜひ検索も活用してみてください！
LoRAを検索する方法
- ホームから検索
- タブをLoRAへ変更
- 通常と同じように画像選択後「創作」→「生成」
STEP
ホームから検索
検索すると以下のようにキーワードに合った作品が一覧で表示されます。
STEP
タブをLoRAへ変更
検索後は作品一覧になっているので、タブから「LoRA」を選択します。
STEP
通常と同じように画像選択後「創作」→「生成」
あとは通常のLoRAの使い方と同じように、画像を選択→創作→生成していけばOKです！
とぉプロンプトを調整して、白い毛並みの猫を生成してみました
画像を学習させLoRAを作る方法
LoRAを作る方法を解説していきます。
この方法で画像を学習させLoRAをつくれば、より自由に画像生成を楽しむことができます。
- 学習に必要な画像の枚数：20〜30枚
- 学習時間：5分〜1時間
学習に必要な画像の枚数は20〜30と言われていますが、9枚ほどでも学習結果は反映されました。
学習時間は画像枚数によって異なります。
LoRAを使って学習させる方法
- AI Modelをクリック
- データセット作成
- 学習用素材のアップロード
- 学習
STEP
「AI Model」をクリック
STEP
「データセット作成」をクリック
STEP
「名称」と「種類」を入力しデータセットを作成
STEP
「データセット編集」をクリック
STEP
「+」をクリックし、画像をアップロードする
素材となる画像は事前に用意しておきましょう！
STEP
「Start training」をクリック
今回はMidjourneyで生成した2Dキャラクターを素材としました。
表情別にいくつか素材を用意しています。
素材によってLoRAの特徴が変わってきます。たとえば全身素材なら全身が生成しやすいLoRAになります。
STEP
「LoRA名」と「基本モデル」を選択し確認しトレーニング開始
トレーニングが完了するとLoRAが利用できます。
トレーニング時間は画像の枚数によって異なります。
ここで選択した「基本モデル」は覚えておきましょう。生成時に同じモデルに設定しないと、上手くLoRAが反映されないことがあります。
ちなみにトレーニングには紫イナヅマのポイントが約200ほど必要みたいです。
SeaArt AIは頻繁にアップデートされているようなので、このあたりの最新の仕様は直接確認してみてください。
学習してつくったLoRAの使い方
学習してつくったLoRAを使う方法は簡単です。
いつもの画像生成時にトレーニングに利用したモデルとLoRAを選択するだけです。
STEP
画像生成画面から「LoRA」を選択
STEP
「自分のLoRA」→「つくったLoRA」を選択
STEP
モデルを選択
ここで選択するモデルは、トレーニングに使用した「基本モデル」を選択しましょう！
STEP
プロンプトを入力して生成
STEP
完成！
STEP
プロンプトを変えるとこんな感じ
プロンプトを変更すると、同じキャラクターでシチュエーション違いを作れます。
LoRAのカバー画像の設定方法
SeaArt AIではLoRAにカバー画像を設定できます。
とぉ以下の画像のような感じです。
とぉ設定方法は以下のとおりです。
STEP
画像生成画面からLoRAを選択
STEP
「自分のLoRA」→設定したいLoRAの「詳細」をクリック
STEP
右上の「…」から「編集」をクリック
STEP
「Edit LoRA」の「LoRA Cover」を設定していきます
Edit LoRAの「LoRA Cover」に表示されている画像がカバー画像になります。
初期は画像が設定されていないかと思います。
STEP
Related worksの画像をクリックしてLoRA Coverに設定する
つくったLoRAで画像を生成→アップスケールすると、Related worksに画像が表示されます。
Related worksに表示されている画像をクリックすると、LoRA Coverに設定されます。
STEP
設定完了
LoRA利用の注意点
LoRAの利用時は著作権や肖像権を侵害しないように注意しましょう。
LoRAにおいての著作権や肖像権のリスクは、以下の2パターンどちらの場合も考えられます。
- 自身がつくるLoRA
- 他のひとがつくったLoRA
まずあたりまえですが、自分がLoRAの学習に利用する画像が著作権や肖像権を侵害しないようにしましょう。
他人が写っている写真や、他人の作品写真を無断で学習させることは違法です。
とぉ自分の撮影した写真でも、モデルに無許可だったり撮影が禁止されているものであれば違法です。
次に上記のように違法な学習をした他人のLoRAを利用すること、これも法的なリスクが大きいです。
特にSeaArt AIでは誰でも簡単にLoRAを作れるようになり、違法なLoRAが蔓延しています。
気づかないで違法なLoRAを使ってしまう可能性も大いにあります。
十分気をつけて利用するようにしましょう。
LoRAのライセンスを確認する方法
LoRAのライセンスは以下の手順で確認できます。
STEP
LoRAを選択します
ライセンスを確認したいLoRAを選択します。
STEP
モデルソースの「civitai」をクリック
モデルソースというところに「civitai」という記載があるのでクリックします。
civitai以外のモデルソースの場合は、別の方法で確認してみてください。
STEP
civit aiでLoRAの詳細ページへ移動するので、右下アイコンをクリック
civit aiのページが開くので、右下のライセンス確認アイコンをクリックします。
civitaiとは
civitaiとはLoRAモデル共有プラットフォームです。カスタマイズされた沢山のLoRAが公開されていて、好みのものをダウンロードすることができます。
STEP
ライセンスについての詳細を確認
するとライセンスの詳細を確認できます。
上記の画像の内容はこんな感じです。
このモデルにより、ユーザーは次のことが可能になります。
- 作成者のクレジットを表示せずにモデルを使用する
- 自分たちが生成した画像を販売する
- お金を払って画像を生成するサービスを実行する
- このモデルを使用してマージを共有する
- このモデルを販売するか、このモデルを使用して結合します
- マージを共有するときに異なる権限を与える
ライセンスや利用規約は必ず守るようにしましょう。
商用利用が認められるものであれば、NFT化して販売したり、ビジネスに活用したりできます。
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SeaArt AIで使えるおすすめのLoRA
とぉSeaArt AIで使えるおすすめのLoRAを紹介します！
ChilloutMix
ChilloutMixは画像生成AI界隈では有名なLoRAです。リアルな人物の描写を得意としています。
特に韓国や日本っぽいアジア人を描くことが得意で、多くのユーザーに愛されているLoRAです。
MeinaUnreal
MeinaUnrealは2次元と3次元の中間のような描写が得意なLoRAです。アニメ調ながら、服や肌の質感にリアルさがあり、クオリティの高い絵に仕上げやすいです。
膝上くらいからの描写に向いていて、服装や背景の雰囲気も少し見せたい時に役立ちます。
Anime Lineart / Manga-like
Anime Lineart / Manga-likeは漫画ような線画を得意とするLoRAです。服のディテールの描き込みや、花びらの描写など線画特有の繊細さを上手く表現できるLoRAになっています。
画像生成で漫画を制作してみたい方は、ぜひ試してみてほしいLoRAです。
まとめ
SeaArt AIはStable Diffusionよりも簡単にLoRAが使えます。
なかなか思い通りの画像を生成できない、という方はLoRAを活用して画像を生成してみてください。
LoRAを利用する際はライセンスや利用規約を厳守しましょう。
SeaArt AIを使いこなすなら以下の記事も参考になるかと思います！
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ではまたっ
